絶対音感保有者の中には、自分が弾いている楽器については音程がわかるが、他の楽器だとわからない、という人がいます。
某絶対音感本では、ギタリストの渡辺香津美氏が、これに該当すると書いてあったと思うのですが、こういう人も確かに存在しているようです。
このような人達は、前ページで書いた、チューニングをしている過程で音叉の音を覚えた、という人と同じように、自分の楽器を弾きこんだために、自分の楽器の音を覚えた、という可能性はあると思います。
あるいは、聴覚とは別に手の感覚(ギターのどのあたりを弾いているからこの音程のはず、といった感覚)や、体に直接伝わってくる音の感覚等から総合的に絶対的な音感を身につけたのかもしれません。
また、プロ歌手の場合でも、絶対音感はないものの、アカペラで歌うと、非常に正確な声を出す人達というのもいます。
こういう方達の中には、腹筋などの力の入れ具合で音程がわかる、という方も少なからずいるのではないでしょうか?
いずれにしても、聴覚以外の情報を使っている可能性があるとはいえ、これらの能力も、絶対音感というべきものだと思います。