絶対音感保有者の中には、単音・簡単な和音ならば音程がわかるけれども、複雑な和音になると音程がわからない、という人もいます。
ちなみに私自身、この部類に入ります。
ブレッカーブラザーズとかボブバーグとかといった人のフュージョンと呼ばれるジャンルの曲を聴いていると、キーボード・ベース等の音程がさっぱりわからないときがあるのです。
彼らの曲は、コードが非常に複雑で、調性があいまいな曲が多いため、どんな和音なのかさっぱり想像がつかないのです。
この経験から、なんとなく悟ったのは、絶対音感といっても「自分が慣れている和音」は聞き取れるけれども「未経験の和音」は聞き取れないのではないか?ということです。
かつて、私はクラシックばかり聞いていたのですが、その状況でジャズの音を聞いたら、ピアノやベース等の伴奏の楽器の音程がさっぱりわかりませんでした。
ところが、その後ジャズを数年間弾いて行くうちに、ジャズの曲に出てくる和音の大部分は聞き取れるようになったのです。
もし、和音が聞き取れない、という場合には、聞き取れるまでひたすら聞く、というのもひとつの手かもしれません(←あまり解決になっていないかもしれませんが・・)。