絶対音感保有者の中には、440Hzを基準にした音が鳴らないと気持ち悪い、という人がいます。
現代の楽器は一般的にはラの音を440Hzに合わせて平均律によるチューニングをするのが普通です。
基準音の音程(ラの音を440Hzにすること)と使用する音律(平均律)を決めると、全ての音の高さが決まります。
一部の絶対音感保持者は、この音程が完全に頭に叩き込まれています。
そのため、この頭の中にある音程で正確に音を出すことができる一方で、このチューニングが少しでもずれると気持ち悪い、という感覚を持つことがあります。
例えば、440Hzから比較して1Hz程度音程がずれるだけでも、気持ち悪いという感覚を持つ人もいるのです。
ちなみに、440Hzの半音上は約466Hz、半音下は約415Hzですから、半音の幅は約25Hzとなります。つまり、これらの人は、半音の25分の1程度の音程のずれに気持ち悪さを感じるわけです。