絶対音感を分類する

絶対音感を分類する

絶対音感にもいろいろな種類があるわけですが、前ページまでで触れた絶対音感には大きく2種類のパターンがあることに気づかれたでしょうか?

  1. ラの音(440Hz)の音だけはわかるが他の音の音程はわからない
  2. 自分が弾いている楽器については音程がわかるが、他の楽器だとわからない
  3. 単音・簡単な和音ならば音程がわかるが、複雑な和音だと、そのうちの大部分の音程はわからない
  4. ゆっくりした旋律ならば音程がわかるが、速い旋律になると音程がわからない。
  5. どんな和音だろうが、どんなに速い旋律であろうが音程がわかる
  6. 440Hzを基準にした音が鳴らないと気持ち悪い

上記は、絶対音感を持つといわれる人達の能力を書いたものですが、1番から5番までの絶対音感、と6番の絶対音感では大きく内容が異なるのです。


1番から5番までの絶対音感は、ラベリング能力と呼ばれる能力です。これは、ある音が鳴ったときに、どの音名かを認識できる能力のことをいいます。

実は、これらの絶対音感を持っている人は、微妙な音程の違いには鈍感な人も多くいるのです。

例えば、ラの音を440Hzにあわせると、平均律のラ#の音は466Hzとなります。

では、442Hzの音をならすと、このラベリング能力の持ち主たちは、どの音程と認識するのか?

たぶん、ほとんどの人は違和感なく「ラの音」と認識します。


一方で、6番の絶対音感(いわゆる人間音叉)の持ち主は、442Hzの音を鳴らすと、「ラの音に近いけれど、音程の違う気持ち悪い音」という認識を示します。


つまり、1番目から5番目の絶対音感は「ある音の音程の大雑把な高さ」をつかむ能力であるのに対して、6番目の絶対音感は「ある音が正しい音程で鳴っているのか」を非常に鋭敏につかむ能力、という点で、大きく違うのです。

絶対音感
絶対的な感覚絶対音感とは
絶対音感の種類
絶対音感を分類する絶対音感(音程に敏感)絶対音感(旋律がゆっくりならわかる)絶対音感(簡単な和音ならわかる)絶対音感(自分の楽器はわかる)絶対音感(ラの音だけわかる)絶対音感の種類
ラベリング能力
ラベリングの弊害絶対音感保持者譜面を使ったラベリング絶対音感保持者の指を使ったラベリング絶対音感保持者の映像を使ったラベリング絶対音感保持者の色を使ったラベリング絶対音感保持者の言葉を使ったラベリング絶対音感保持者がラベリングをする方法ラベリング能力とは
正しい音程
絶対音感の弊害綺麗な音はどこにある?平均律ピタゴラス律純正律綺麗な和音+綺麗な和音=汚い和音?綺麗な和音正しい音程とは
相対音感
相対音感と音律相対音感の重要性
絶対音感のうわさ
絶対音感は子供のうちに身につけないと一生身につかない絶対音感を持っている人は楽器を弾いたり、歌を歌ったりするのが上手絶対音感保有者はテナーリコーダーが吹けない絶対音感保有者はいろいろな曲が同時に聞こえると気持ち悪くなる絶対音感を持っている人は全ての音が音符に聞こえる
管理人雑感
絶対音感の早期教育をするべきか?調の雰囲気と色
絶対音感用語集
平均律とは現代のピタゴラス律とはピタゴラス律とは純正律とは音律とは相対音感とは絶対音感とは
ピアノ教室絶対音感を極めろ