本当に綺麗な和音を聞いたことがありますか?
例えば、綺麗な「ドミソ」の和音を聞いたことがありますか?
恥ずかしながら、私もつい最近まで、意識して綺麗な「ドミソ」の和音を聞いたことはありませんでした。
・・と書くと不思議がる方も多いと思います。
こう考える方も多いと思います。
ちなみに、私の家のピアノは少なくとも年1回はきちんと調律されていますし、そのピアノでは「ドミソ」の和音を何回も弾いています。
そういう意味で、正しい「ドミソ」の和音は何回も聞いています。
でも、この「ドミソ」の和音は本来の綺麗な和音ではないのです。
人は何をもって「綺麗な和音」と感じるか、というと和音の構成音の周波数が単純な比率になる和音を綺麗と感じる、と言われています。
例えば、「ド」と「1オクターブ上のド」の和音。これは綺麗ですよね。この2つの音は周波数比でいうと1:2の関係にあります。
さて、このような綺麗な関係にある和音としては、他に下記の2つが有名です。
それでは、このようにして作った和音を聞いてみてください。さらに、私たちが普段使っているピアノの調律で弾いた「ドミソ」の和音と聞き比べてみてください。驚くほど響きが違うと思います。
でも、この2つの和音のうち、どちらが綺麗かというと意外に、評価が分かれるところだと思います。
実は私もそうだったのですが、普段慣れ親しんでいる和音のほうが心地良く聞こえる方も多いのではないでしょうか?綺麗であるはずの和音が綺麗に聞こえない、結構悲しいものがあります。
でも、何に対して綺麗と感じるかは個人差がありますので、やみくもに純正5度、純正3度が綺麗でなければいけない、と思う必要はありません。ただ、本能的に純正3度、純正5度を好む傾向にある、ということは事実なのです。
それにしても、物理的に調和がとれている音を気持ちいいと感じる、、、というのはなんだか不思議ですね。